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真珠の品質
 専門書やWebサイトで容易に良い珠の条件を見つけることができると思います。巻き、照り、形、キズ、サイズ・・・。もちろんすべて大事な要素です。
 消費者が真珠を購入する前に何らかの加工処理がなされています。“処理”が真珠の価値を変えます。
 販売の際、「加工処理」に付いてはあまり触れたくないのが業者の心情ではないでしょうか。不都合な現実という面が多分にあるからです。

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真珠は宝石?
 宝石は美しさ、希少性、耐久性などの条件が求められます。日本も中国も養殖コスト(人件費)が上昇する中で真珠価格が下がりました。化学処理による大量生産が生産低価格化の一つの要因です。
 宝石の中でも真珠は化学処理処理に付いて明記する必要のない特殊存在です。スーパーで売る88円の総菜は使用薬品の明記が義務付けられている時代に金属光沢のある真珠、綺麗ですね。大量に出回るものの多くは硝酸銀などの薬品が使われるものもあります。衣料用の染料は許容範囲と思いますが、業界には基準がありません。
 
真珠の白さ、真珠の価値
  養殖真珠には幾つかの種類があり、その中でもあこや真珠や中国の淡水真珠は白いものがほとんどです。また、そのほとんどが漂泊加工されています。白い真珠が好まれるので漂白してどんどん白くすれば売り易くなり、商品“価値”が上がります。ところが漂白剤を使うほど真珠が傷み、長い期間の使用に耐えなくなります。真珠が宝石ならば、耐久性は非常に大事な要素ですから宝石としての価値が下がるのです。珠を傷めずに処理すればいいのですが、そのバランスが良いかどうかは素人には分かりにくく、業者の良心に頼るのみです。ただ、どんな方法でも漂白すれば元の珠の強さは失われることに違いがありません。
真珠の照り
  日本の加工業者はあこや真珠の照りを上手に引出します。真珠を磨くのはもちろんですが、多くの真珠は薬品による増光処理が行われます。酸やアルカリによって真珠 の内部の汚れをクリーニングするのです。汚れを落とせば当然ことですが光ります。問題は真珠が薬品によって傷むのです。中国の淡水真珠の加工は日本の加工技術を習得し、パワーアップしているようです。漂白処理と同様、どこまでやるかは業者の良心に頼るしかありません。
真珠のコーティング
  照り出しの研磨の際にワックスなどで薄化粧程度の加工をすることは、女性のメイクと同じで社会通念でも許容されます。国際的なトレードフェアで販売される珠には厚化粧された真珠がたくさん並べられています。照りの弱い珠はもっと光らせなければなりませんし、漂白や増光処理で肌の荒れ、痛みが目立つ珠は、それを隠さなければなりません。以前は2、3カ月もすれば表面の照りが無くなったものですが、技術が向上、半年ぐらい平気な珠もあるようです。中国行われているコーティング方法を鑑定機関の友人に話したら、中国では翡翠に使われてきた伝統的な技術だそうです。
日本の養殖真珠
  ずいぶん前に中国で聞いた密輸話。日本のあこや貝に良く似た“馬氏貝”を中国政府の眼を盗んで日本に輸出、日本で真珠養殖に使うそうです。日本の養殖技術は優れていますから、同じ貝を使っても中国以上に良い珠を作るはずです。販売されているあこや真珠、本当は“馬氏真珠”かも知れません。
  淡水貝である中国のヒレイケチョウ貝を日本に密輸した話しも。元々日本のイケチョウ貝には紫色が無かったと聞きますからその信憑性も高いと思います。中国政府は貝の生体の輸出を認めてはいませんから当然密輸です。高速道路が無い時代、ヒレイケチョウ貝はトラックに山積みにして1000km以上移動しても死なないほど頑強な貝です。
 
 

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