先日新宿高島屋のアクセサリー売り場でウィンドショッピングをしていると、1組のアベックが真珠のネックレスを見ていました。2人で「この真珠の色って本物なのかな。」と話しています。それをそばで聴いていたわたしは、「そうだよな、正直なところ真珠の色が本物かどうかってすごく気になるよな、わたしも気になる。」と、思ってしまいました。
現在はこの会社で働いているおかげで、真珠についての知識も少々持つことができましたが、以前はアクセサリーにすら興味もなかったので、知識という知識はほとんどありませんでした。ですから、わたしの感覚としては、安いものなら何か細工はしてあるだろうが、何十万もする高価な真珠が細工されているはずがない、天然で自然のままであるはずだと思っていたのです。けれども実際には、真珠を漂白することや、染色すること、そして表面を削ることは当たり前のように行われています。真珠は天然で自然であるはずだ、と思っていたわたしにとって、それを知った時は非常に驚きでした。
確かに、人間が手を加えて真珠をより美しくすることはできますが、人間の都合だけで真珠の自然な本物の美しさが失われてしまい、真珠を傷めてしまうのは何か悲しい気がします。
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