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ストーン一言メモ
ターコイズ   台湾翡翠(ヒスイ)   クオーツ   MOP   キュービックジルコニア
ターコイズ 1
2006年 12月 4日
 以前はトルコ石と呼ばれていましたが、最近は英語の発音に近いターコイ ズと呼ばれようです。多様な来歴の石が流通しているため、本物であることを強調するためでしょうか?色の名称であるターコイズ・カラーから来たのでしょうか?

ターコイズ 2
2007年 1月 29日
市場には様々なターコイズが流通しています。ターコイズにも産地国や鉱山によって色やタイプが多様です。インターネット上からも豊富な情報を得ることが可能ですが、購入の際にその商品がどのターコイズか判断するのは困難です.

ターコイズ 3
2007年 2月 5日
ターコイズはナチュラルのままで加工に耐える原石が非常に少なく入手も困難です。極めて優れた品質の原石であってもターコイズは耐久性に劣ります。生産者や販売者業者にとって頭の痛い商材です。
ターコイズ 4
2007年 2月 13日
ナチュラル石は多孔質で水分や油分を吸いやすく、使用環境によっては大きく劣化し、場合によって黄変します。白墨のようにボソボソな原石が多く、研磨加工が困難。それを上回る色の魅力があります。

.ターコイズ 5
2007年 2月 19日
以前からトルコ石と呼ばれていたもののほとんどが樹脂による処理石です。米国のStabilize処理は減圧、高圧によって樹脂を注入、ボソボソの石を安定化・強化します。処理技術は近年、米国から中国に移植されました。

ターコイズ 6
2007年 2月 26日
Stabilize 処理をすると石は割れ難くなり、油や水の吸収も少なく耐久性が大幅に向上します。石の色も濃くなり、艶やかに見えます。市場にトルコ石が潤沢に流通出来るのはStabilize処理の結果です。
ターコイズ 7
2007年 3月 6日
 国際的にStabilize処理は受け入れられています。ナチュラルストーンの生産・流通があまりに困難、高価だからです。しかし、処理石が当たり前になってしまい、流通・販売の現場では処理についての開示がなされていないのが普通です。

.ターコイズ 8
2007年 3月 14日
 勿論、ナチュラルも流通しています。平均的に色は薄めです。これまで米国産原石が主流を占めて来ましたが、アリゾナのスリーピング・ビュウティに限らず新しい鉱脈が開拓されない限り、米国産は枯渇寸前の状態です。

ターコイズ 9
2007年 3月 20日
 長年ターコイズを扱っている香港の友人は「米国産のナチュラル原石の価格高騰と入手難で商品を作れずに困っている。中国産には不安があり、処理石は絶対に使わない」と。本物志向の業者もいるのです。

ターコイズ 10
2007年 3月 27日
 1415年前、中国産のターコイズ原石が米国に輸出されStabilize処理の後、米国産として香港に再輸出されるという話を香港で耳にしました。実はこのころから米国産ターコイズの地位が揺らいでいたのです。

.ターコイズ 11
2007年 4月 2日
当時から香港・中国でも独自にStabilize処理を進めていましたが、技術が低いため変質し易く悪評だったようです。その後香港の大手半貴石業者が米国から技術を買取り、中国でも米国の仕上がりに近い処理が出来るようになりました。

.ターコイズ 12
2007年 4月 12日
市場で売られているいわゆるターコイズには模造石、擬似石、再生石(と言われるもの)、合成石、Stabilize処理ターコイズ、染色、そしてナチュラルがあると思います。あちこちで売られている天然ターコイズは曲者です。

ターコイズ 13
2007年 4月 19日
染色石は染色と同時に樹脂処理も行い、より丈夫に、より綺麗にします。もとは天然石なので「天然石」として販売する業者もあれば、それを信用して扱う業者も多いでしょう。天然と謳いながら染色・処理石が相当量売られています。

.ターコイズ 14
2007年 5月 12日
 天然ターコイズの色にはブルーもグリーンもあります。実際の原石には無色に近く価値の低いものがほとんどのようです。無色に近い原石はスリーピングビュウティ色にもターコイズカラーにも染められます。

.ターコイズ 15
2007年 5月 13日
 中国広州の茘湾広場、松石(トルコ石)専業の看板の店で、「どんな色目もご要望に合わせて用意できます」と。こちらの色サンプルを見て、「その色は流行っていないので少量の注文では染色コストが合いませんので…」と。

ターコイズ 16
2007年 6月 12日
 その店の石は単体で見ると本物に見えます。元は天然石、それなりに不均一に染まっているし、ターコイズ特有の黒い紋様もあります。ただロットの色があまりに揃い過ぎているのでやはり本物らしくない。

.ターコイズ 17
2007年 6月 19日
 同じ茘湾広場卸売市場)で白松(ホワイトターコイズ)専門店の看板を掲げる店に並んでいたのは鮮やかなターコイズブルーやグリーンでした。中国国内は言うに及ばず、香港で販売されているものの多くがこの種のトルコ石と想定されます。

.ターコイズ 18
2007年 6月 29日
 同じ茘湾広場卸売市場)で白松(ホワイトターコイズ)専門店の看板を掲げる店に並んでいたのは鮮やかなターコイズブルーやグリーンでした。中国国内は言うに及ばず、香港で販売されているものの多くがこの種のトルコ石と想定されます。

ターコイズ 19
2007年 7月 10日
中国処理ターコイズが米国にも輸出されています。米国で販売されるターコイズの大部分が中国産だそうです。わざわざツーソンまで仕入に行ってアリゾナ産と信じ、中国産、中国処理石を買付ける破目にも。

.ターコイズ 20
2007年 7月 18日
良質のナチュラル原石は中国産、米国産に限らず十分加工に耐えます。購入した割安の中国産原石の中にはボソボソの石もあり、加工が非常に困難、一般に米国産に比べると品質のばらつきがあります。

.ターコイズ 21
2007年8月 16日
専門的な分析機器を使わなくとも、樹脂処理かナチュラルかは研磨の際の臭いで判ります。音も違います。ところが最近ドイツで、最後に樹脂を抜取り、処理の痕跡を消す技術が開発されたそうです。

台湾ヒスイは翡翠??
2004年12月28日
 「台湾ヒスイ」と呼ばれ販売されているものはネフライトの1種ですから翡翠ではありま せん。カタカナで「ヒスイ」と書けば別物なのでしょうか?カタカナを使ってもヒスイは翡翠だと思うのですが・・・ 
  続・台湾ヒスイは翡翠??
2005年1月8日
翡翠の語源は中国語です。台湾産ネフライトを中国語圏で翡翠として売れば詐欺になります。台湾産のネフライトを中国語で台湾玉と呼びます。中国では翡翠は「硬玉」ネフライトは「軟玉」と区別します。 
続続・台湾ヒスイは翡翠??
1月14日
「硬玉」と「軟玉」、同じ「玉」と呼びますが見た目似ていても石の成分も硬さも異なります。台湾産も有名ですが中国にはたくさんの玉があります。例えば遼寧省産のネフライトは「遼寧玉」と呼ばれます。
台湾ジェードは正しい?
1月21日
19世紀にジェードとジェダイトの違いが明確化されたと聞きます。台湾産ネフライトを台湾ジェードと呼んで差し支えありませんが、誤解を招かないネフライトを使うのがベター。とても綺麗なネフライトもあります。
続・台湾ジェードは正しい?
2月 1日
現在台湾産ネフライトはほとんど採掘されません。主にカナダ産が流通。今販売されているのはカナディアン・ジェードかも?業者は少しでも知名度の高い名前を好んで使います。カナダ産ネフライトでは売り難い?
チェリークォーツは水晶?
2004年12月21日
天然石ではなく、もちろん 水晶でもクォーツでもなく 透明で赤色に着色された部分 のあるガラスで表面にカットのあるクリスタルガラスのことです。 ストロベリークオーツも、流通しているもののほとんどは同様にガラスです。
  シンセティック・クオーツ
2007年 8月24日
数年前、お取引先指定のシンセティック・クオーツでカービング花のご注文が受けた。中国の提携工場が同じ素材を持っており、早速彫刻したもののバレル研磨やバフ研磨で花びらが変形し、形が崩れてしまった。

続・シンセティック・クオーツ
2007年 8月24日
この石は通常使っている水晶やアメジストよりかなり軟らかいことが原因だった。調べていくとクオーツではなく実はガラスであったことが判り大慌て。ガラスをクオーツで売るなんてとんでもないことであり、工場にも厳重注意を促した。

続続・シンセティック・クオーツ
2007年 9月 6日
 もともとお客様からいただいた色サンプルも実はガラスであったことが判明、工場はサンプルどおりのものを使ったのである。中国で売られている合成水晶の相当部分がガラスらしい。合成と言えばなんでもOKなのである。
  続続続・シンセティック・クオーツ
2007年 9月14日
 取引先によれば、“ガラスであったことは知らなかった。販売の際にシンセと表記しているから問題にならないのでは?”シンセ=シンセチック=合成を意味する。“ガラスはガラスであって、合成クオーツではない。敢えて言うなら模造クオーツ。

シンセティック・クオーツ 2
2007年 9月21日
 天然クオーツと同じ成分と結晶構造を持つ合成クオーツは工業製品にも多く使われている。中国でもジュエリー以外の合成クオーツの生産は盛んであり、むしろ合成クオーツの生産はこちらが本家である。

続・シンセティック・クオーツ 2
2007年 10月 6日
 色の種類は限られるもののジュエリー素材としても流通しており硬さや加工度も天然のクオーツほぼ同じである。中国でもアメジスト色、シトリン色のもが量産されている。緑と青のものは色の安定がいまひとつ。
  続続・シンセティック・クオーツ 2
2007年 10月15日
 ロシア産の合成クオーツであるブルークオーツやグリーンクオーツはすでにポピュラーになっている。発色は安定している。市場を見る限りピンクやレッドの合成クオーツは量産に成功していないようだ。

レモンクオーツ
2007年 10月30日
  ブラジルの原石業者はグリーンゴールドと呼んでいた。特定の鉱山から取れる水晶を熱処理する。色合いは日本人がレモンを連想する色ではなく、グリーンの味わいが強い。この石は合成ではなくエンハンスメントされた天然石。

MOP
2005年6月24日
Mother Of Pearl真珠母貝、貝のなかで真珠光沢を持つ貝の貝殻がMOP。真珠光沢が無いものはただのShell、貝、貝殻。MOPは真珠養殖後の副産物としても重要。ただ流通するMOPすべてが真珠養殖の副産物とは限らない。

MOP 2
7月8日
ジュリーパーツとしてよく使われるのが白蝶貝。黒やグレーのものは黒蝶貝。真珠養殖に使われた母貝の貝殻が加工用に流通する。アコヤ貝は非常に薄いので用途は極めて限定的。最近、中国のヒレイケチョウ貝も使われ始めた。
MOP 3
7月13日
中国産のヒレイケチョウは淡水真珠の母貝。真珠の珠の色もオレンジ、紫など多色性。一枚の貝殻も渇色、紫、グレーなど色むらが多いので多くはコスチュームジュエリーに向けられる。破棄、山積されていた貝が
MOPブームで商材に。
MOP 4
7月29日

ヒレイケチョウ貝は手のひらより大きいが、大きなものを作れば色むらがあるので高級感演出するのに困難。白、黒、ピンク蝶貝のようなインパクトは無いものの、小さいものなら独特の柔らかい光沢よって高級感の演出は可能。

MOP 5
8月8日

最近ピンク色の
MOPが多く流通している。染色されたものは論外として、もともとピンク色のこの天然貝が欧米でも大人気。やや紫がかったピンクは消費者の心をつかんだ。弊社はこのMOPをピンクチョウ貝と命名。

MOP 6
8月16日
ピンク蝶貝の産地や貝の名称を知らずに取扱っている業者も多い。なかにはイケチョウ貝だと言って販売しているいい加減な輸入業者もいる。同じ淡水産のMOPではあるが産地も種類もまったく異なる貝である。

MOP 7
8月23日                                    弊社がピンクチョウ貝と命名したMOPは米国ミシシッピー貝。弊社は米国での通称名や貝の学名を把握の上ピンク蝶貝と命名した。輸入・販売業者として素材の出所は把握しておきたい
ピンク貝≠MOP
8月29日
古くからピンク貝と呼ばれて流通する真珠光沢を持たないピンク色の貝がある。中米で食用にされているクイーンコンクと思われる。ピンク貝という名称はピンク色の貝の総称ともいえるので極めて曖昧な呼称。コンク貝が間違いの無い呼称。

キュービックジルコニア 1
2006年 8月23日
日本では一般的にキュービックと呼ばれていますが、もともとはサイコロ、立方体という意味ですから外国に行くとキュービックでは通じません。外国でもCZといえば業界の方ならすぐわかると思います。CZと呼ぶようにしたいものです。

キュービックジルコニア 2
2006年 8月29日           
    原石はロシア、米国、中国、台湾で作られています。2年前に中国のある町の原石工場を見せてもらいました。コストダウンのため最近は釜をどんどん大きくし、1回に1つの炉から100KgCZが作れると説明を受けました。
キュービックジルコニア 3
2006年 9月 7日           
        コスト削減は賛成ですが、問題は価格を下げるため純度の低い薬剤を使って品質が下がることです。先日、同じ中国の町を訪れましたが、原石価格競争が進み、今年は1つの炉で500kgを生産すると言っていました。他業種の参入もあって混乱しているようでした。

キュービックジルコニア 4
2006年 9月16日
長年CZの研磨をしてきた香港の古い友人によれば、中国産のキュービックをしっかり研磨をしても最後の一照りが出ないので白は米国産かロシア産を使うそうです。カラーCZはある色なら中国産でOK。無い色なら高価な輸入CZ原石を使うそうです。

キュービックジルコニア 5
2006年 9月29日
その町では研磨もしており、農家が500元(7500円)の研磨機を購入、農閑期に研磨する人、専業で研磨する人もいるようです。中国で有りがちな大工場での大量生産ではありません。技術レベル、品質管理に問題は感じますがとにかくコストが安い。
キュービックジルコニア 6
2006年 10月 6日
その中国一つの町で年間に生産されるCZを含めた合成石のルースは世界の6割を占めていると聞きました。毎日大量の研磨合成石がバンコクに輸出されています。バンコクからルースで、あるいは製品になって世界に輸出されます。
キュービックジルコニア 7
2006年 10月10日
 日本でも価格の安い中国産のCZが流通していますが、不揃いのカットを選別し、製品にセッティングするのは大変だと思います。カットが悪く綺麗でなくとも、市場の一部にCZが付いていれば安いほうが良いという風潮もあるようです。

キュービックジルコニア 8
2006年 10月24日
 価格が安いCZは光学的な特質がダイヤモンドに近く、ダイヤのようなきらめき(ファイア)が出るため、気軽にダイヤモンド感覚を楽しめることに魅力がありました。美しさよりもコスト・量産を訴求しているのは残念ですが、そういうニーズも顕在しています

キュービックジルコニア 9
2006年 11月 7日
             最近、中国産に比べて価格の高いマシーンカットのCZが市場で受け入れられています。ハンドカットに比べマシンカットはより理想のプロポーションに近いカットが出来き、本来のCZの良さ・輝きが出て綺麗です。消費者は改めてCZに惚れ直したようです。
キュービックジルコニア 10
2006年 11月14日
 一部のマシーンカットはスコープで見るとスター効果(ハート&アロー)が出ることをうたい文句にしています。ハート&アローが出なくても良いカットなら商品(完成品)が綺麗に見えますからスター効果にこだわる必要は無いはず。

キュービックジルコニア 11
2006年 11月20日
 今年の4月のスイス・バーゼルフェア中、フランスのマシーンカット工場を見学しました。外見では数百人が働いていても不思議の無い規模でしたが、自動機械がひしめく工場では僅か30人で操業しているそうです。中国とは対照的な工場でした 。

キュービックジルコニア 12
2006年 11月27日
このメーカーはフランスとスイスに工場があり、見学させてもらった自動選別機は1mmCZ3方向からカットのプロポーションを撮影され、コンピュタが自動選別しており、その速度がとても速いことにびっくりしました
キュービックジルコニア 13
2006年 12月 4日
  もともとダイヤモンドに追従してきたCZはカットが決め手です。その意味でマシーンカットは一つの頂点といえますが、ダイヤの模造品に過ぎません。CZは光学的特質、供給安定性、品質安定性、価格が安い利点があり利用価値は高い。

カラーCZ
2006年 12月 11日
 CZは酸化ジルコニウムに酸化イットリウムを加えて出来ています。ほかに少量の酸化物を加えて着色出来、彩色されたCZは硬さが十分あるので綺麗なカットが出来ます。ダイヤの模造品ではなく別のジュエリー素材として活かせるはずです。

カラーCZ
2006年 12月 25日
 市場のカラーCZを見るとカラーダイヤモンドやルビーなどの貴石と同じカットばかり、ジュエリーの枠を超えた新しい商材の可能性が追求出来ます。今よく売れている半貴石もさまざまな色やカットが登場してマーケットを活性化しました。
ターコイズ   台湾翡翠(ヒスイ)   クオーツ   MOP   キュービックジルコニア
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